SONYハンディカムのインタラクティブ広告ですが、インタラクティブ広告ってめんどくさいんですよね。僕も好きではありません。
webdogさんのエントリー
これの良さが分からない僕は心に欠陥がありますか?-webdog
Flashで作られたインタラクティブ広告でいえば、「どんな仕掛けかな?」くらいの仕掛けの謎解きの興味で1-2回のクリックしておしまい。商品問わない。内容は後の話。デザインとか関係なく、まずクリックするっていうWEB制作に関わったことのある人の性質。技術屋さんとかもそうかな?
webdogさん曰く、
こういう長尺のものは、僕のような完全にWebに最適化された脳味噌で見てると、最初の15秒でハートを鷲掴みにしてくれないと無理。※ ちなみに3分以上かかるものはぜんぶ長尺ね。5分以上は大長編。
というありきたりのアレはアレなので、たぶんみんな「娘」というところでグッときて泣けるのかなと。これは娘をもつ父親でないと分からんのかなと。
この広告はインタラクティブ性が評価はもちろんあるのでしょうが、評価はそこだけにあるんじゃなくって、僕の個人としては広告に込められたメッセージ性の強さを評価したいんです。
「ビデオカメラで撮影しないとあっというまに時間は過ぎていきますよ。映像が残りませんよ」という当たり前のことなんだけど、その脅迫(!)にも近いメッセージに僕は魅力を感じます。
広告らしい広告というか。
つぎつぎに操作していかなければ中身がわからないWEB上の広告とちがって、
流れる映像をじっと見ても成立する広告だし(メッセージはわかるし)、
RECの表示に促されてクリックしていくことでも成立している。
人それぞれの操作でエンディングが変わる。
「撮影しないと残らないのだ」
それを疑似体験させて実感として感じさせることもできる。
広告を見終わってふと振り返る。
「あ、大切な人の笑顔を残さなきゃ・・・」
↓
ビデオカメラ持ってない
↓
買っちゃうか!
ってなるよね。ならなくても、そうなる人の気持ちはわかるよね?
買うかどうかは別で、娘いるいないとか関係なくさ。
だからこの広告をいいと褒めていた人ってどの部分を褒めていたかはいろいろあるわけで
webdogさんの「これの良さが分からない僕は心に欠陥がありますか?」は
ただ良い思い出とか娘に対する愛情だけにフォーカスしすぎたか、
インタラクティブ性に多くの人がよいと評価を与えているという勘違いからきているかなと思う。
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僕が作ったインタラクティブアート作品でも人の”動”と"静"をテーマにして、
インタラクティブでありながら”積極的に静止”するという部分を持たせた作品があるんだけど、
"操作する"のと対等に"操作しない"いうのが必ずある訳で、物事のもつ両面を対等に扱うべきではないかと
常々思っております。
同じく、SONYハンディカムの広告は最初クリックして参加したら何もしなくても成り立っていた。
だからメッセージ性だけでなく実は操作しなくても良いある意味インタラクティブ性の高い
広告としても僕は評価したい。
最後に、矛盾しているけど、
「できたら操作しなくてもいいインタラクティブ広告がいい。」